大東会館 過去の活動の記録

大東会館のホームページ上において行つてゐた案内・告知を掲載

武士道研究会 第十二回例会のご案内

滅びざる國の真実―天皇国日本を護持せし人々 大山晋吾氏
わが國史の特徴は、断絶無く連綿と続く点にあります。試みに、各国の歴史年表を並べ、見比べられるとよい。いかにわが国が断絶なく続いてゐるか明らかでせう。
いや、中国の方が古いと言はれる方がある。だが、中華人民共和国は、僅か六十年前に成立した国であり、遡つても、宋・元・明・清等と興亡、断絶の連続です。
わが国は、確かに鎌倉・室町・江戸と時代的変遷はありますが、シナの如く、国家自体の滅亡・断絶の経緯はありません。真に滅びざる国と申せませう。そもそも一国の時代的変遷と国家自体の滅亡・断絶を同列に置いて考へる事など出来ません。ここに、わが國の連綿と続く特性は明白でせう。
しかし、子細に國史を閲すれば、わが国も実は他国同様、滅亡・断絶の危機の連続でした。では、なぜ今に連綿と続いてゐるのでせうか。それは古代の防人を初め、各時代の危機に際し、己の命を賭して天皇国日本を守り抜いた侍達が輩出し続けたからでせう。
今回は皇国護持の視点より、わが不滅の國史に秘められた真実に迫りたいと思ひます。


時代の転換点としての世界恐慌―昭和世界恐慌と今次金融危機との比較 三宅由倫氏
現代を生きる侍としての道、生き方は、現実社会と乖離してはあり得ない。各時代の侍たちは、その時代の中を生き、国を支へ、歴史を切り開いてきた。現代を生きる我々もまた、時局問題を抜きにして、単に武士道を語る事は出来ない。その意味で、今回は、現不況下の日本と世界の動向といつた問題を取り上げてみたい。
昭和四(一九二九)年のNY株式市場の大暴落に始まる世界恐慌は世界経済を大混乱に陥れ、疑ひなく第二次大戦および大東亜戦争勃発の導火線となつた。後世から見ると大恐慌以前と以後では、世界の様相がまつたく一変してしまつた。今回のレポートでは昭和世界恐慌と今次金融危機の比較に於いて、現下不況の今後の推移と、日本と世界の行方について一考を加へたい。


■日 時 2月17日(火)午後7時(輪読は6時半より)
■会 場 大東会館 港区北青山三の三の二七
■幹 事 藤本隆之/福永武/細見祐介/大山晋吾
■輪 読 「明治維新の宸翰」
■会 費 無料(但、懇親会出席者は千円・学生無料)
平成20年 武士道研究会の記録はこちらをご参照ください